餅はバルクアップとエネルギー補給に最高

年末年始は餅を食べすぎて太ってしまった経験が誰にもあると思いますが、殆どの場合、餅と他の脂質の高い食事が組み合わさって太っています。

餅だけを切り離して食べると高水準の炭水化物と脂質をほとんど含まない高水準のエネルギー源として使えます。筋肉をひたすら大きくしたいバルクアップの時期には毎日大量に食べるべき食材であり、メンテナンス期にも餅をエネルギー源として取り入れるのはとてもお薦めです。

白米と餅の栄養と炭水化物の比較

まずは白米と餅の栄養成分を比較してみましょう。一般的な四角い切り餅は1個50gなので2個食べたときの栄養価と考えてください。

餅100g白米100g
カロリー234kcal168kcal
P4.0g2.5g
F0.6g0.3g
C50.8g37.1g

カロリー、炭水化物などどれをとっても餅のほうが高いです。同じ量を食べていてこれだけ大量に摂取できるので、餅ならばたくさん食べなくても大きなエネルギー源として利用できるんです。

筋肉量を増やしたくてバルクアップを目指しているのに食が細い人は白米を食べるよりも明らかに餅を食べるべきです。少ない量で多くのエネルギーを補給でき筋トレの質も向上するはずです。

ちなみに餅を10個(500g分)食べるとそれだけでたんぱく質が20g摂取できるのも面白いですね。小腹がすいたときに餅をトースターで焼いて食べればしっかりエネルギーを取り入れることができ、たんぱく質も少しずつ補給できます。

逆に言えば白米を食べるよりもカロリーが高く炭水化物も多いため、一般の人が少し餅を食べてもカロリー過多になってしまう可能性が高いです。筋トレをしない人が餅を食べすぎれば逆に太りやすいと言えます。

餅は食べすぎると太る、はその通り

上記の栄養成分を見れば分かる通り、餅を食べれば効率よくカロリーを摂取できるので、食べすぎて消費カロリーを上回れば太ります。これは餅に限らずすべての食品でそうですね。

しかし餅は100gでたった240kcalです。1000g食べても2400kcalにも満たない。しかし毎日1kg餅を食べ続けるのはけっこう厳しいです・・・。

だから「持ちを食べて太る」というよりは「餅とともに脂質やトッピングの糖質も同時に摂っているから太り方が尋常じゃない」場合が多いんです。

正月太りで餅が悪者になることがありますが、餅だけが悪いのではなく餅以外の食事を改めて見てみるとハイカロリーなものを食べていることがわかるでしょう。そして普段は食べない効率よく炭水化物を摂取できる餅を食べているわけですから、正月は太りますよね。

バルクアップ期間なら餅は何個食べても問題ない

バルクアップ期であれば基礎代謝と餅の摂取カロリーは気にせず、食べたいだけ食べれば良いと思います。餅は白米よりも早く吸収されエネルギーとしてすぐに使われるため、筋トレの前後に食べるのが良いですね。餅をたくさん食べ、さらに低脂質を心がけて脂質のない鶏肉やプロテインでたんぱく質を体重の3倍摂取していればガンガン体が大きくなるはずです。

ここで脂質を含む食べ物も同時に食べすぎてしまうとダーティーな食事になってしまい体脂肪も増えすぎてしまうので我慢です。

私の餅の食べ方と筋トレ・バルクアップへの餅の活用方法

餅とたんぱく質で体脂肪も増えますが同時に筋肉の成長もしっかり実感できるはず。これがバルクアップというものなんだ、と如実に感じます。

食事は基本切り餅2個を醤油を付けて食べ、タンパク質源はプロテインで、1食40g前後で体重の2倍ちょっとを摂取しています。

餅は個数の制限や最低摂取ノルマは設けていません。大抵1食で切り餅2個から4個を3食。食べたいだけ食べます。食間に小腹がすいたらお菓子ではなく餅を食べます。脂質はほとんど摂取していません。

このように実際に私は餅とプロテインで扱うウエイトが順調に上がっていくので自分でも驚いています。また筋持久力も高まっていることを実感していて、レップ数とセット数がかなり長くこなせている実感があります。餅とたんぱく質、そして低脂質の食事はオススメです。

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