難消化デキストリンと運動+食事管理で脂肪を減らすメカニズム

水溶性食物繊維の難消化デキストリンを毎日パウダーで接種しています。大容量の2kgパックが安いので、毎日20gくらい摂取するのがオススメ。

特に内臓脂肪・皮下脂肪が多くこれから減量を開始する方、一度減量に成功して今後また脂肪がつくのを防ぎたい方に摂ってほしいと思います。

難消化デキストリンの概要

難消化デキストリンはトウモロコシのデンプンから抽出された水溶性食物繊維です。普通に食事から摂取することは難しいのでパウダーで摂取するのが一般的です。

どのメーカーの難消化デキストリンも含有量が80~88%くらいで同じです。どのメーカーの難消化デキストリンを摂取してもほぼ効果は同じでしょう。私は2kgの大容量タイプを購入していますが、2,980円と価格も横並び。たまに2,780円のものがあるので、安いものがあればそれを買います。

私にとって難消化デキストリンはプロテインと同レベルで毎日摂取したい必須サプリメントのひとつです。それでは難消化デキストリンの効果について詳しく調べたのでシェアしたいと思います。

難消化デキストリンの効果

難消化デキストリンは消化しにくい食物繊維です。そのため消化が緩やかになることで、以下のような「吸収」にまつわる働きが起こります。

  1. 食後の血糖値上昇抑制作用
  2. 食後の血中中性脂肪上昇抑制作用
  3. 整腸作用
  4. 内臓脂肪の低減作用
  5. ミネラルの吸収促進作用

食後の血糖値上昇抑制作用

糖質を摂取すると小腸で吸収されます。難消化デキストリンを摂取しておくと、難消化デキストリンによって糖質の吸収速度が緩やかになります。血糖値の急上昇を抑えることはインスリンの過剰分泌も抑えることができます。

インスリンには血中の糖分を脂肪に換えて体にため込む働きがあるため、無駄にインスリンが分泌されないほうが脂肪がつきにくいのです。

日々の食生活の中で脂肪をこれ以上付けたくない場合は難消化デキストリンを摂取するのはとても効果が高いと言えます。

食後の血中中性脂肪上昇抑制作用

食物繊維は脂肪の吸収を抑えるため、血中脂質を抑える働きもあります。エネルギーとして使われなかった脂質は体に溜まっていくだけですので、難消化デキストリンで吸収が抑えられることで脂肪がつきにくくなりますし、その分運動を加えることで体脂肪をエネルギーとして使えるため、減量に効果的と考えられます。

整腸作用

食物繊維は腸内の善玉菌の餌になるため、腸内環境が整いやすくなります。私はヨーグルト400gパックを毎食の主食として食べていて、そこに難消化デキストリンを混ぜて食べているので、食物繊維と乳酸菌などの菌類を同時に摂取しています。便の質はかなり改善されてベストな状態になっているのではと思います。ちなみに難消化デキストリンは無味無臭でヨーグルトにも簡単に溶けて味が変わらないのが良いです。

内臓脂肪の低減作用

松谷化学工業株式会社の試験によると、3ヶ月間難消化デキストリンを摂取したところ、内臓脂肪・皮下脂肪ともに少なくなったそうです。難消化デキストリンの効果といえば内臓脂肪を減らすのは有名ですが、細かく数値を見ていくと驚くはずです。

BMI23以上の成人男女38名を対象に難消化性デキストリンを10g含有する茶飲料あるいはプラセボ飲料を1日3回、3ヵ月間、食事と共に摂取させ、CTスキャンで脂肪を計測した結果がこちら。

  • 全体内脂肪面積:486.8c㎡⇒337.9c㎡(-30.6%)
  • 内臓脂肪面積:273.4c㎡⇒152.9c㎡(-44.1%)
  • 皮下脂肪面積:213.4c㎡⇒185.0c㎡(-13.3%)
  • ウエスト:105.1cm⇒95.1cm(-10cm)

内臓脂肪の減り方が異様ですね。難消化デキストリンによって内臓脂肪の増加を抑えるだけならわかりますが、既存の内臓脂肪も落としていく働きがある、ついでに皮下脂肪も落ちていますから、減量時には必ず摂取すべき栄養素であると言えそうです。

ミネラルの吸収促進作用

難消化デキストリンを摂取していると、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などの吸収率が上がるそうです。毎日飲んでいるマルチミネラルなどのサプリメントの吸収率が上がるのは嬉しいですね。

特に女性は鉄分不足になりがちなので、ダイエットも兼ねて鉄分の吸収率が高まる難消化デキストリンは毎日摂取したいサプリメントになるはずです。

難消化デキストリンは無味無臭で溶けやすい

ここまで難消化デキストリンの効果を見るとすぐに摂取したくなるはずです。しかし肝心なのは毎日続けられるかどうかですよね。

まず味はまったくしません。ニオイもなく、とろみも出ません。本当に溶かしているのか不安になるレベルなのですが、これが難消化デキストリンの特徴で、何に溶かして摂取してもOKです。

私はヨーグルトが主食なので、ヨーグルトにスプーン1杯の難消化デキストリンをかけて、冷凍ブルーベリーを乗せて、それらをかき混ぜて食べています。粉末のジャリジャリした食感もなくなるのが不思議。溶けすぎ。

当然水でもコーヒーでもお茶でも味噌汁でも何にでも簡単に溶けます。半固形のヨーグルトにすぐ溶けるのですから、どれだけ難消化デキストリンが溶けやすいか、想像しなくてもわかるはずです。

味が変わらないから毎日続けられる

難消化デキストリンを混ぜても食べ物や飲み物の味が一切替わらないため、毎食スプーン1杯の難消化デキストリンを摂取しています。ただ混ぜるだけで良いのも続けやすいです。プロテインのように専用シェーカーも不要ですし、洗い物が追加で出ないのが良いです。

低価格だから続けられる

難消化デキストリンは2kgで買うのがオススメ。価格はどのメーカーも2,980円であることが多いです。

厳密に量を測って飲んでいないのでざっくりとした計算になりますが、毎日20gの難消化デキストリンを摂取するとしたら2kgパックなら100日分で3ヶ月以上持つ計算になります。1日30円以下の出費です。

圧倒的に安い!

ちなみに食物繊維が豊富に含まれているごぼうは、100gあたり11gの食物繊維が含まれていて、含有量は11%です。難消化デキストリンは粉末に80%以上含まれています。野菜から食物繊維を摂ることがどれだけ非効率的でお金がかかるかわかりますよね。

私は野菜もたまに食べますが、栄養摂取とは考えず嗜好品として美味しく食べる感じです。栄養はサプリメントのほうが効率的でお金も掛からないですからね。

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