お薦めホームジム用ダンベルの解説

ホームジムではジムのように複数のダンベルを揃えるのはスペース的にも揃える金額的にも厳しいため、自然とアジャスタブルダンベルを購入することが多くなります。特に日本ではアジャスタブルダンベル一択となるでしょう。

アジャスタブルダンベルも最近は種類が増え、パワーブロック、ボウフレックス、フレックスベルなどが有名で日本で輸入品を購入する事ができます。

アジャスタブルダンベル

アジャスタブルダンベルは最大20~40kgまでのプレートを簡単に着脱して重量調整が行えるダンベルです。1セット買えばプレートを簡単に付け替えて軽いショルダープレスから重いダンベルベンチプレスまで様々なトレーニングに使えるのが特徴。ひとつずつダンベルを揃えるよりも圧倒的にコスパが良くスペースも2つのダンベル分で済みます。

ボウフレックスのアジャスタブルダンベル

ボウフレックス
ボウフレックス1090i 4~41kg 68,200円(1個)

外側のダイヤルを回すことで4kgから41kg(4,7,9,11,13,16,18,21,23,25,27,30,32,34,36,39,41)まで重量を調整することが出来ます。重量調整は2秒程度で終わります。

特に安全と思うのは、台座の上でしかダイヤル調整ができないこと。ボウフレックスのアジャスタブルダンベルを持ち上げているときはダイヤルがロックされるのでプレートが誤って落下することはありません。

実はこの落下防止の安全機構はボウフレックスのアジャスタブルダンベルの特許だそうで、ゴールドジムを運営するthink fitnessがその安全性から日本向けに輸入販売をしているので、価格は正直高いですが私が最もお薦めするアジャスタブルダンベルです。

ダンベルベンチプレスやフライをしていてプレートが顔に落下するなどの事故はボウフレックスのアジャスタブルダンベルなら心配はありません。

ボウフレックス
ボウフレックス552i 2~24kg 38,489円(1個)

41kgまで対応のボウフレックスと、24kgまで対応のボウフレックスがあります。価格は安くなりますが24kgだとダンベルベンチプレスなどではすぐに到達してしまう重量なので41kgまで対応しているボウフレックス1090iのほうが断然オススメです。

パワーブロックのアジャスタブルダンベル

パワーブロック
パワーブロックSP EXP 90LB 2.25~40.5kg 128,700円(2個セット)

アジャスタブルダンベルの王道と言えばパワーブロックです。価格はボウフレックスと比較してもやや安くなっています。

ピンを抜き差ししてウエイトを調整するタイプ。原理的にはジムにあるマシンの重量をピンの抜き差しで行うものを想像するとわかりやすいですね。
パワーブロック

数々の類似品が発売されるほど世界中で人気を博したパワーブロックですが、デメリットはボックス状のダンベルに手を突っ込んで使うところです。通常のダンベルとは違う形状をしているので慣れが必要。しかしこれまでパワーブロックを使った経験がある方には問題なく普通に使えるでしょう。

パワーブロック愛用者によると、ダンベルベンチプレスなどをするときに膝にダンベルを一旦乗せる「オン・ザ・ニー」のときにパワーブロックは安定して高重量でも使いやすいとのことです。

フレックスベルのアジャスタブルダンベル

フレックスベルのアジャスタブルダンベル
flexbell32i-2 2~32kg 62,800円(2個セット)

フレックスベルは今とにかく注目されている低価格アジャスタブルダンベルです。2個セットで6万円ちょいは安いです。さらに以前は4kg刻みでしか調整できませんでしたが、新作では2kgずつ調整できるようになっていて新作のほうが人気があります。
ちなみに4kg刻みのフレックスベルはもっと安くてたった54,600円です。しかも2個セットでこの価格ですからね、驚異的な安さで、また普通のダンベルのような見た目

さらにアーミーグリーンが追加されオシャレなアジャスタブルダンベルを自宅で使えます。個人的にアーミーグリーンはかなり好きな色です。

ただしフレックスベルには欠点もあって、プレートの着脱が甘いことがあるんですね。重量調整はグリップ部分を回して重さを決めますが、台座からフレックスベルを取り出すときにひっかかりがあったりすると、左右のプレートが均等に着脱されないままされてしまったり、プレートのロックが甘いことがあるのです。これは販売元も注意事項として書いています。
フレックスベルのアジャスタブルダンベル
スムーズなプレートの着脱が出来ないくらいならストレスがたまる程度で良いですが、顔面にプレートが落下するのだけは避けたいですよね。なので、プレート着脱をしっかり確認して行うこと、ロック機構が甘いとプレート同士がぴったりくっついておらず、完全にロックされていないことがあるので、重量変更する場合はここを確認しながらやる必要があります。

安全性に関してはボウフレックスのほうが高いと考えられますが、価格差が倍もあるのでフレックスベルを購入する人は徐々に増えている感じでもありますね。