事務職、徒歩圏内の出勤の日々では食事制限をしても体重は落ちない
糖質制限、カロリー制限ダイエットを1ヶ月実施したものの、体重にほぼ変化なし
基本的にサラダ、チキン、プロテイン、高たんぱく質加工食品をメインにした食事で、糖質制限とカロリー制限を1ヶ月続けてみました。カロリーは基礎代謝を下回る1,500kcalを目安にそれ以下に抑えるようにしてみました。
しかし1ヶ月経過後も体重が1kgも減らなかったのです。日々の水分量などで体重の増減は1kgくらいは誤差と考えても、食費のかかる糖質制限の食事でこの結果には驚きました。
なぜ体重が落ちなかったのかを考えてみた
基礎代謝よりも少ない摂取カロリーにすると自然と体脂肪が落ちていく、というのがダイエットのセオリーでしょう。数字的にも当然そうなるのですが、それは日々の活動量が多いからにほかなりません。
私は日常生活の中でほとんど動かず座って仕事をしているだけ、出勤も徒歩10分の場所にあるので、1日を通して運動量があり得ないほど少ないのです。
アマゾンで腕時計タイプの活動量計を購入しつけてみると1日の歩数と消費カロリーが概算ではありますがわかります。これが驚愕でした。これじゃ絶対に痩せるわけがないなと。
私の1日の運動量
一般的な運動を何もしない日は、出勤したとしても7,600歩程度、370～390kcalしか消費していないのです。これで基礎代謝と併せて1,900kcalしか1日で消費できないわけです。毎日400kcalずつ消費しても20日でようやく8,000kcal消費を積み重ねて1kgの脂肪が燃えるかどうか、という感じですね。
ちなみに犬の散歩に行くと1日12,000～13,000歩となり、消費カロリーは650kcalに増えます。これでも実は1日の活動量としてはかなり少ないのです。では一般的な電車通勤をしている人の日常を想定してみましょう。
電車通勤の人の活動量を考えてみた
- 【出社】自宅から駅まで徒歩15分
- 【出社】電車で立って移動30分
- 【出社】駅から会社まで10分
- 【社内作業】日中の社内の活動で30分
- 【帰宅】会社から駅まで10分
- 【帰宅】電車で立って移動30分
- 【帰宅】駅から自宅まで15分
合計140分、2時間20分も運動している計算ですね。これは痩せますよ。運動をしなくても毎日2時間も活動しているなら糖質制限とカロリー制限をすれば1ヶ月で3kgくらい落ちる可能性がかなり高いです。
一方で私は犬の散歩につれていく活動量の多い日であっても30分しか歩きません。一般の電車通勤の人の1/7しか動いていないんです。そりゃ痩せないですよね。
テレワークで太った人続出の理由は単純に通勤時間の運動をしなくなったから
私が痩せれない理由と、新型コロナの自粛期間中に自粛太りしてしまった人はまったく同じことが原因です。ただ運動量が極端に減ったから。
毎日2時間弱の運動を1ヶ月しなくなるだけで太るわけです。当然のことなのですが、毎日通勤だけで2時間以上運動していたことを考えるとこれは凄いことで、私は食事制限をしつつもあと2時間は歩いたりすべきなんだろうなとモヤモヤした頭がスッキリしました。
私のような通勤時間がほぼなく、日中はデスクワークで一切歩かないような生活の人はほぼいないと思いますが、同じような人でダイエットに失敗し続けている人は、単純に一般人よりも日常的な活動量自体が極端に少ない可能性がとても高いです。
活動量の少ない人は食事量を減らしてもほぼ無意味
一度活動量計をつけて数日間自分の歩数、消費カロリーを可視化してみましょう。驚くほど活動していないことがわかります。
なので、毎日基礎代謝以上に消費しているカロリーは大したことがないので、適当な食事制限で体脂肪が燃焼するのはほぼ無理。毎日活動量が少ない私のような人の場合は食事制限だけでなく1時間以上の有酸素運動を加えてあげないと痩せることはまずありえません。
1年間毎日食事制限を続けていけば1年後にはゆるやかに体脂肪が落ちていき3kgくらい減らすことができるかもしれませんが、普通は根気がそこまで持ちません。やはり1ヶ月最低でも1kgは落として変化を求めたくなるものなんです。
私のような座っているだけでほぼ歩かない人は毎日1時間の有酸素運動を必ず行うことで糖質制限とカロリー制限の食事の効果がしっかりと得られるようになります。
普通の活動量の人は1時間もジョギングなどをする必要はなく、単純に糖質制限やカロリー制限をするだけでかなり痩せます。毎日の通勤などで2時間は軽い活動をしているわけですから。しかし私のような1日の活動量がほとんどない事務職の方は必ず1日1時間は軽すぎる程度でも良いので有酸素運動を加えないと、まず体脂肪が落ちる感覚は得られないでしょう。
1日の活動量と消費カロリーを活動量計で可視化すると見えてくる事実でした。
