座っている時間が長くても運動量を増やせば死亡リスクを下げられる

座っている時間が長くても運動量を増やせば死亡リスクを下げられる
デスクワーク中心の仕事の場合、1日10時間以上座って過ごしている方も少なくないはずです。しかし現在世界では座りっぱなしの人の死亡リスクはとても高いことが定説になっています。理由は運動不足によるものです。

私も1日10時間以上座っていて、通勤時間も徒歩10分ほどなのでほぼ運動をしないデスクワーカーの鑑のような存在なのですが、激しい運動をしっかり継続することでデスクワークでも死亡リスクを下げられるという研究データが出てきたのです。

推奨されている運動量以上に運動すること

英国スポーツ医学雑誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルによると、毎日長時間座っていても、毎週必要とされる運動量以上の運動を実施すれば、早期死亡リスクを解消できることがわかったそうです。

4か国44,000人以上を対象として1日30-40分の中程度から高強度の運動を継続したところ、死亡リスクが低減され、座る時間が短い人と同等まで死亡リスクが下がったとのこと。

必要な運動時間と運動内容

必要な運動量の合計は週150-300分で、内訳は下記の通り。

  • 週75-200分の中度以上の運動
  • 週75-100分の高強度運動

ハードな運動を求められます。散歩や家事などで動くだけでも健康レベルは上がり早期死亡リスクは確実に下げられますが、毎日10時間以上座りっぱなしの生活をしているひとが、そうでない人と同等にまで死亡リスクを下げるためには、高強度な運動を行う必要があるということです。

運動習慣がない方は最初はゆっくりとした低強度の運動から初めて少しずつ高強度の運動に移行していくのがお薦め。

私も毎日10時間以上座っています、その結果

私はデスクワーカーなので毎日10時間以上座っていて運動時間があまり取れませんでした。その結果20代前半から体重は15kg以上増えてしまいました。

さらに低糖質ダイエットをしても食事管理だけではなかなか体重が落ちることはなく・・・。世間で言われているような運動をしなくても低糖質なだけでガンガン体重が減っていくこともありませんでした。その原因はそもそもの運動量が少なすぎたのです。

このことを考えると、ジャンクフードや外食など一般的にアクセスしやすい食事を摂っていてかつ運動時間が極端に少ない場合、体脂肪が増えて生活習慣病リスクや血管の疾患などのリスクが高まるのは容易に想像できますよね。

ということで高強度の筋トレとHIITトレーニングなどを取り入れて週に300分、毎日50分の高強度トレーニングを取り入れることにしました。これで健康な人と同程度まで戻せるなら最高でしょう。これを読んでいるデスクワーカーの皆さん、ぜひ1日50分の高強度トレーニングを取り入れてみてくださいね。

高強度トレーニングの一例

  • 階段の上り下りダッシュ
  • HIIT
  • ウエイトトレーニング
  • バスケットボール
  • サッカー・フットサル
  • サイクリング
  • ダンス、エアロビ