ホームジムの騒音問題を考えながら筋トレする

パワーラックは騒音問題が発生

ダンベル、フラットベンチのシンプルな筋トレ器具であれば騒音問題はほとんど発生しませんが、パワーラックとバーベルとなるとバーをラックに下ろしたときの金属音がかなり響きます。ジムのウエイトフロアが別のフロアにあってもの金属音が別のフロアに響いてくるほどなので、ホームジムで騒音がどれほど響くか容易に想像できるでしょう。

そしてマンションやアパートなどで「キンキン」、「ガシャンガシャン」という音は自分の部屋だけで響いているだけで、階下などにはそこまで響かないだろうと思ったら間違いで、実は高い音はけっこう響きます。これは普通のあ分譲マンションなど壁や床がそれなりにしっかりしていても大きく響いています。

バーを降ろすときはゆっくりと

パワーラックのラック部分にスポンジなどを巻いて騒音対策することは大切ですが、なによりもバーを下ろしたときに落下させるようなバーの扱い方をしないということが大切です。騒音対策は必ずすべきですが、それだけでは音と振動を伝わらないようにするのは困難だからです。

私の場合はスポンジなどのクッション材を巻き付けたりせずラックはそのまま使っていて、できるだけ音をさせないようにゆっくりと下ろすことを心がけています。それくらい完全にコントロールできるウエイトでしか筋トレをしていないということです。

1RMをどんどん伸ばしていく筋トレをしたい方にとってはこの筋トレ方法はイライラしてしまうでしょう。しかし私の場合は自分が完全にコントロールできるウエイトを徐々に上げていきたい、怪我を極力防ぎたいという思いからこのような筋トレ方法になりました。結果的にパワーラックとバーの騒音はかなり抑えられています。

ホームジムで極限の1RMを扱うか、怪我と騒音に気を遣って筋トレするか

そしてホームジムの場合は怪我をしても誰も助けてくれない可能性が非常高いです。特に一人暮らしの場合は顔面落下などで死亡する可能性もゼロではないでしょう。セーフティーをつけていても高重量のウエイトを扱っていれば脱臼、骨折筋断裂などの可能性はつきまといます。

その際に極力怪我のリスクをおさえるために私は完全にコントロールできるウエイトのギリギリを扱っています。これはジムで筋トレする場合も意識しています。どこで筋トレしようとも、怪我だけは可能な限り避けたいですし、筋トレ器具を雑に扱うことはしたくないからです。自分で一から数十万かけて揃えたホームジムの器具は大切にしたいですよね。これはジムで扱う筋トレ器具も同様です。

1RMを伸ばす場合は必ず騒音対策を

1RMを伸ばしていく場合は、ベンチプレスだと140kg、160kgとやっていくはずです。これくらいの重量になると最終レップではラックに戻す際に支えきれず、どうしても騒音が発生します。限界まで追い込むと1RMに近い重量を完全にコントロールするのはとても難しいのです。

その際はやはりラック部分にスポンジをつけて金属音をできるかぎり減らします。金属音はある程度抑えられるでしょう。しかしウエイトを置いたときにパワーラック全体に強い振動が発生します。そのためスポンジをつけていてもできるかぎり落下させないようにしましょう。